生活サポート基金が進めた東日本大震災復興支援の取り組みとして、復興住宅事業の資金を、市民が支援する「市民ファンド」の形成を検討したほか、
2012年2月9日より国土交通省の助成による「大船渡におけるまちづくり支援、生活支援のためのコーディネート事業」に取組みました。以下はその報告です。
また、現在も関係団体がボランティアで支援を続けていますが、要請に基づいて支援のためのファンド組成の検討も進めていきます。
防災集団移転
2012年10月9日
これまで三陸町越喜来にて2件、住民の皆さんに基本計画図を提案しました。
住んでみて安心できるまちづくり・災害前と同様の地区での助け合う生活を望んでいる皆さんに、良い提案ができたと思います。
また、現在は防災集団移転促進事業の指定地域ではないものの、地域住民から、早期に生活基盤(住宅建設)についての要望がある「大船渡町地区」でも計画案を提案しました。
今後は、関係各事業者が事業実施について検討することとなるわけですが、被災者のストレスを考えると早期実施が必要と思われます。
提案した私どもとしては、なんとしても実施し被災者に希望を与えることができればと思っています。さらに、長期的に見守り、様々なお手伝いができれば…。市との連携を図りながら協力したいと考えています。
8月26日(日)
2012年9月18日
<本日の説明会は、おおふなと夢商店街 カルチャーホールにて開催、 参加者4名>
「レース編みが趣味で小物を作っている。皆で編む場ができると楽しい。」(60歳代 女性)
「塾をやっている。教室として使っていない時間帯に何かできないか。」(50歳代 女性)
「わかめさきの仕事がしたい。レース編みに関心がある。」(60歳代 女性)
「自宅の離れを地域の拠点として使いたい。新たな建物を地域の人たちと建ててもいい。そこで、わかめさきやお茶のみをしたい。」(60歳代 女性)
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「仕事づくり」のための基本的な説明会は、いったん終了し、今後は、次の3つの方法で起業支援活動を行う予定です。
1.具体的な案のある方たちへの個別支援
おもてなし隊/忍者屋敷などイベントの拠点づくり/長洞仮設での公民館運営(コミュニティづくり)/地域のコーディネート
2.地域ごとに説明会や懇談会を開催し具体化を図る
越喜来:柿の利用によるまちおこし 末崎:居場所づくり(個人宅のスペース活用)
3.事業別の説明会を開催し、参加者の起業につなげる
介助付き移動サービス 保育関連(たすけあい)
また、全体的に共生地域創造財団(大船渡事務所)にも協力をお願いして進めていきたいです。
8月25日(土)
2012年9月18日
<本日の説明会は、おおふなと夢商店街 カルチャーホールにて2回開催、のべ4名参加>
「絵画カフェなど面白いと思った。」(20歳代 女性)
「親は牡蠣の養殖をしていたが、流されて仕事がなくなった。朝市でモノを売る手伝いをしたことがある。」(20歳代 女性)
「学童保育の仕事をしていたが、学校が流されて仕事もなくなった。夫も求職中。」(50歳代 女性)
「大船渡でひとつ事例ができれば広がるのでは?この活動がきっかけで、新たなことが始まるのではないか。」(30歳代 女性)
8月24日(金)
2012年9月18日
三日にわたって開催した「仕事づくり」説明会のご報告をいたします。
<本日、越喜来 浦浜西区公民館にて開催、参加者3名>
「無農薬で栽培し、糖度が高く種がない柿を活かせないか。今は管理する人がいないため収穫されず捨てられている。」(70歳代 男性)
「若い人たちが、『魅力があるからこのまちに残る』という形にしたい。」(60歳代 男性)
「その若い人のお母さんたちが、心を痛めている。家を建てなければならないが仕事がない。
介助付き移動サービスについては、興味をもって、ボランティアで始めている人がいる。」(60歳代 男性)