生活サポート基金が進めた東日本大震災復興支援の取り組みとして、復興住宅事業の資金を、市民が支援する「市民ファンド」の形成を検討したほか、
2012年2月9日より国土交通省の助成による「大船渡におけるまちづくり支援、生活支援のためのコーディネート事業」に取組みました。以下はその報告です。
また、現在も関係団体がボランティアで支援を続けていますが、要請に基づいて支援のためのファンド組成の検討も進めていきます。
2月19日(日)
2012年3月8日
今日は、中赤崎地区の公民館長を訪問しました。館長は、地区の取りまとめ役として活躍されている方です。震災後、避難所となった公民館で、被災者の皆さんの心が一つになるようにさまざまな工夫をして苦難を乗り越えてきました。
私達は、昨年の8月に大船渡応援団として中赤崎地区に入り、地域の方々向けに2回のワークショップを開催しました。その後、地域の小学校を最初に整備したいという意向を受けて、大船渡応援団としては地元の活動を静観することにしていたのです。
館長の努力のおかげで、小学校は現在の位置の裏山に移転することが決まったそうで、すでに設計に入ろうとしています。
今回の訪問では、3月11日に予定している慰霊祭のお話などを伺いました。そして、復興まちづくりについては地元の皆さんの意向を優先にしたいので、独自にヒアリング調査を行いたい旨を申し上げると、承諾をいただき、仮設住宅の代表者をご紹介いただきました。
2月18日(土)
2012年3月8日
今日は地域コーディネーターと2人の支援員、福祉やまちづくりの専門家で活動を行いました。
今回の目的は、大船渡屋台村に出店をされている3人の方々のヒアリングです。被災された時の様子や屋台村への参加の動機、屋台村が終わる3年後に今の商売を続けるか、続ける場合にはどのようなスタイルを希望しているか、などについて、一人1時間ほど伺いました。
何故、屋台村のヒアリングをするかというと、2つの目的があります。ひとつは、中心市街地における商業の復興のために、この屋台村のシステムを発展・継承させることができないか、そこに参加しようという人はどのくらいいるのか、ということを調査すること。もう一つは、中心市街地に限らず小規模な集落でも、もう少し小さくともお互いが協力し、支えあう中で仕事づくりができないか、それに賛同する人はどのくらいいるのか、ということを把握することです。
三者三様のご意見を伺うことができ、また、将来の参加希望を伺うことができました。さらに、エネルギー問題の専門家をご紹介いただけることにもなり、ヒアリングの最初としては大きな成果でした。